映画『82年生まれ、キム・ジヨン』はなぜ話題になってるのか?その人気の理由とは?

雑記ブログ

2016年に、原作者チョ・ナムジュの小説『82年生まれ、キム・ジヨン』が、韓国で130万部の販売部数を記録、2019年に映画化され、観客動員数367万人を記録する大ヒット。

 

そしてついに、日本でも2020年10月9日(木)より映画『82年生まれ、キム・ジヨン』が公開になることが決定し、すでにSNSでも話題になっています。

 

 

今回はその話題作、映画『82年生まれ、キム・ジヨン』が、なぜこんなに話題になっているのか?という、「話題になっている理由」について掘り下げていきたいと思います。

 

映画『82年生まれ、キム・ジヨン』のあらすじ(ストーリー)

映画『82年生まれ、キム・ジヨン』のあらすじ(ストーリー)
出典:公式ウェブサイト

映画『82年生まれ、キム・ジヨン』のあらすじ


主人公「キム・ジヨン」は、1992年生まれの30代専業主婦。

3歳年上の夫と、1歳になる娘と、韓国のソウルに暮らす、ごく一般的な家庭。

彼女が学生時代の頃は「女性とはこうあるべきだ」という社会的常識の中で、多少の違和感を感じながらも、そういうものだと言い聞かせながら生活していく。

 

しかし、次第にその違和感は、就職、結婚、出産と人生を歩んでいく中で、より実感していくこととなる。

職場での明らかな男尊女卑、姑からの「嫁」としての扱い、職場での出産に対する不遇。

そんな、女性がゆえの社会での苦しみや生きづらさに苦悩し、それを必死で押し殺して生きてきた。

そんな彼女にとっての唯一の心の支えは、夫であり娘であり家族であった。

 

しかし、徐々に彼女の心は崩壊し、身体にも異変が起こり始める。

彼女の人生を通してみえてくるものとは…。

 

 

 

本映画『82年生まれ、キム・ジヨン』は、「キム・ジヨン」という、ひとりの韓国人女性の人生を通じて、女性という立場であるがゆえの差別や苦悩生きづらさ、そして女性なら一度は感じたことがあるであろう違和感などを描き、現代社会においての性差別のあり方を問題提起した作品となっています。

 

主人公の名前にもなっている「キム・ジヨン」とは、1982年に生まれた韓国人女性の中で、もっとも多く付けられた名であり、本作のテーマでもある「女性なら誰にでも感じたことである違和感」がより共感されるようにと、あえてそのありふれた名前が付けられた、といわれています。

 

映画『82年生まれ、キム・ジヨン』が話題(人気)になっている理由とは?

映画『82年生まれ、キム・ジヨン』が話題(人気)になっている理由とは?
出典:公式ウェブサイト予告PVよりスクリーンショット

 

この映画は、先に書いた様に、韓国社会における女性の性差別や違和感を女性目線で描いた作品となっています。

 

そして、この映画で描かれたテーマというのは、性別はもちろん、それぞれの生きてきた年代によってもかなり感じ方が違い、おおきく意見が分かれてくるテーマでもあるわけなんですね。

 

同年代の女性から見ると、誰もが「あるある」の内容で強い共感を呼ぶ一方、

男性からすると『男を悪く言い過ぎだ』とか、『男とか女とかっていうより、その人の人間性の問題では?』と、否定的な声や嫌悪感すら示す声があったり。

 

また、若い世代には『昔話でしょ?この映画のなにが面白いの?』や、『自分自身にも責任があるのでは?』などといった考え方のズレがあったり。

 

そこが、この映画『82年生まれ、キム・ジヨン』が注目される点でもあり、幅広い世代で論争を呼ぶという話題になっている要因でもあります。

 

 

ようするに、この映画を通して問題提起している「ジェンダー観」が、男女の対立、及び、さまざまな世代の共感や批判に発展して、社会現象を巻き起こしバズっている、ということになります。

 

ジェンダーとは、多義的な概念であり、性別に関する社会的規範と性差を指す
※社会的規範=女性とはこうあるべきだという考え方
※性差=性別的な差異 違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

 

韓国国内では、この小説及び映画が上映後に、社会問題にまで発展したといいます。

 

 こちらが韓国国内で起こった出来事

  • 韓国人気グループの少女時代のスヨンやBTSのRMなどが、この小説について言及、大きな話題となる

  • 韓国のガールズグループRed Velvetのアイリーンが小説を呼んでいることを告白、ファンを含めた男性達から「フェミニスト宣言をした」と、強いバッシング行動を受ける

  • 上映後に、この映画に否定的な90年代生まれの男性達による「評価テロ」が起こる(「評価テロ」とは、上映後に口コミで評価を落とすような書き込みをする行為のこと)

 

映画『82年生まれ、キム・ジヨン』って実話?ホントの話?著者の体験談なの?

『82年生まれ、キム・ジヨン』の著者チョ・ナムジュ

映画の原作である小説『82年生まれ、キム・ジヨン』の著者チョ・ナムジュさんは、『この話は実話(体験談)か?』という問いに対して、韓国News誌(yes24.com)のインタビューでこう答えています。

 

 

小説に登場するエピソードは、韓国でのこれまでの性差別に関しての統計などを参考にしながら書きました。もちろんその中には、私が実際に経験したものもあって、取材をあえて必要としませんでした。韓国女性なら誰もが経験したり、間接的に見た話ですからね。

引用元:http://ch.yes24.com/

 

 

そして、著者(原作者)チョ・ナムジュさんが実際に体験されたことがこちら。

 

  • 幼少期時代は、父と弟の食事の用意を、なぜか妹と二人で用意しないといけなかった。
  • 放送作家時代には、食事の用意や昼食の注文などは女性社員が行うことが普通だった。それを疑問に思った。
  • 子供を出産した後、家にいるために仕事を辞めなくてはならなくなった女性としての自分の経験を部分的に引き出した

 

『82年生まれ、キム・ジヨン』は、女性ならみな体験したことがあるであろう「あるある」を踏まえ、著者チョ・ナムジュさん自身の体験談もエピソードに盛り込み、完成したということですね。

 

チョ・ナムジュさんの詳細プロフィールはこちらの記事で紹介しています。

「キム・ジヨン」原作者 チョ・ナムジュwiki風プロフィール
映画「82年生まれ、キム・ジヨン」の原作者、小説家チョ・ナムジュさんの詳細プロフィール。この記事では、チョ・ナムジュさんの学歴、経歴、それに「キムジヨン」の制作秘話も調査。チョ・ナムジュさんの書籍一覧もあります。

 

映画『82年生まれ、キム・ジヨン』のキャスト(原作者・監督・出演者)

映画『82年生まれ、キム・ジヨン』のキャスト(原作者・監督・出演者)
出典:公式ウェブサイト予告PVよりスクリーンショット

 

キム・ジヨン役の「チョン・ユミ」と、キム・ジヨンの夫役「コン・ユ」の二人は、過去に2011年『トガニ 幼き瞳の告発』や、2016年『新感染 ファイナル・エクスプレス』などで共演しており、今作で3回目の共演となっています。

 

映画『82年生まれ、キム・ジヨン』のキャスト


  • 原作者:チョ・ナムジュ
  • 監督:キム・ドヨン

  • 『キム・ジヨン役』:チョン・ユミ
  • ジヨンの夫役』:コン・ユ
  • 『ジヨンの母・ミスク役』:キム・ミギョン
  • 『ジヨンの姉・ウニョン役』:コン・ミジョン
  • 『ジヨンの弟・ジソク役』:キム・ソンチョル

 

映画『82年生まれ、キム・ジヨン』公式ウェブサイトはこちらです。

映画『82年生まれ、キム・ジヨン』オフィシャルサイト|10.9(金) 新宿ピカデリーほか全国ロードショー
10.9(金) 新宿ピカデリーほか全国ロードショー |大丈夫、あなたは一人じゃない。共感と絶望から希望が生まれた――ベストセラー小説、待望の映画化

 

まとめ:映画『82年生まれ、キム・ジヨン』はなぜ話題になってるの?その人気の理由とは?

まとめ:映画『82年生まれ、キム・ジヨン』はなぜ話題になってるの?その人気の理由とは?
出典:公式ウェブサイト

 

ということで今回は、映画『82年生まれ、キム・ジヨン』が人気になっている理由はなんなのか?ということで、掘り下げて解説してきました。

 

 

映画『82年生まれ、キム・ジヨン』が話題になっている理由をまとめると

  1. 社会問題になった韓国だけではなく、いろんな国や地域で女性としての生きづらさや苦悩などが共感された

  2. 小説・映画を通して問題提起された「ジェンダー観」について、男女間の意見の相違・対立、及び、さまざまな世代の共感や批判に発展した

と考えられます。

 

小説と映画では、最後の結末などは違っているということですから、小説を読んでいない方は一度読んでみるのもいいかもしれませんね♪

 

 

ここからは、あくまでも個人的な意見ですが…

まぁ、このテーマについては答えがでないというか、やはり男女それぞれの意見や主張があり、一概にこうだと言えない「永遠のテーマ」な気がしますね。

 

そもそも、このテーマで論争が起こっている時点で、すでに「女だから、男だから」という視点に堀固まっている証拠何でしょうね。

 

もし仮に、「1年ごとに男女の性別が入れ替わるシステム」だったらどうするか?

仮にいま男性なら、来年は女として生きなくてはいけない。再来年はまた男に戻らないといけない。

 

もちろん現実的にはありえない話ですが、そう考えると、よりいっそうお互いの状況や心境が見えてくるのかな、と思います。

やっぱり、お互いの歩み寄りや思い遣りが必要なのかもしれませんね。

 

興味がある方は、ぜひ映画『82年生まれ、キム・ジヨン』に足を運んでみて下さい♪

 

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