10月13日(日)、ジョンリル・カシメロが一年ぶりに再び日本のリングに登場します!
日本でお馴染み、フィリピンの問題児ジョンリル・カシメロが、アメリカの若き猛者サウル・サンチェスと10月13日(日)に横浜武道館で激突します。
同じ週末には、東京の有明アリーナで中谷潤人や井上拓真、那須川天心らによる7タイトル世界戦が開催されるため、注目が分散するかもしれませんが、カシメロにとっては井上尚弥へのラストチャンスかもしれない重要な試合。勝てば、ついにモンスター井上との夢の対戦が見えてくるかも!
本記事では、カシメロ vs サンチェスの試合情報、見どころ、配信メディアや無料視聴方法などをご紹介します。
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カシメロ vs サンチェス戦のライブ放送情報と無料視聴方法
- イベント:TREASURE BOXING PROMOTION 7
- 試合日:2024年10月13日(日)
- 放送時間:未定
- 会場:横浜武道館
- 放送メディア:U-NEXT 独占ライブ配信
- 無料視聴方法:U-NEXTの31日間無料トライアルを利用すれば、無料で試合観戦が可能! 31日以内に解約すれば料金はかかりません。
本イベント「TREASURE BOXING PROMOTION 7」は12:00開場。第一試合は13:00から始まり、イベント終了時間は18:30の予定。注目のカシメロ vs サンチェス戦のメインイベントは17:30あたりから試合開始と予想されます。
同日に別会場で行われている井上拓真 vs 堤聖也戦や、寺地拳四朗 vs クリストファー・ロサレス戦とはおそらく時間帯は重ならないので、どちらも見逃すことなく楽しめるでしょう。また、AmazonプライムビデオやU-NEXTには「見逃し配信」があるので、後からじっくり試合を視聴することもできますね。
→「Prime Video Boxing 10」の試合順(10月13日・14日 2DAYS開催情報!)
全6試合の対戦カードと注目の試合
【TREASURE BOXING PROMOTION 7】
- 開催日時:2024年10月13日(日)
- 試合会場:横浜武道館
- 開場時間:12:00〜
- 試合時間:試合は13:00から第一試合、最終18:30まで
- 対戦カード:全6試合
試合順 | 試合詳細 | 選手1 | 選手2 |
---|---|---|---|
メイン | Sバンタム級10回戦 | ジョンリル・カシメロ(比) 38戦33勝(22KO)4敗1分 | サウル・サンチェス(米) 24戦21勝(12KO)3敗 |
セミ | フライ級10回戦 | ビンス・パラス(比) 24戦21勝(15KO)2敗1分 | 京口紘人(ワタナベ) 20戦 18勝(12KO)2敗 |
第4試合 | Sバンタム級8回戦 | 小國以戴(角海老宝石) 26戦21勝(8KO)2敗2分1無 | フリップス・ンギーチュンバ(納) 16戦14勝(12KO)2敗 |
第3試合 | ライトフライ級8回戦 | 谷口将隆(ワタナベ) 27戦22勝(8KO)2敗3分 | 未定(世界ランカーを予定) |
第2試合 | Sフェザー級8回戦 | 新井志道(黒崎KANAO) 12戦7勝(3KO)4敗1分 | 榊野凱斗(角海老宝石) 4戦2勝(1KO)1敗1分 |
第1試合 13:00〜 | WBO-APフェザー級8回戦 | 藤原茜(ワタナベ) 11戦6勝(2KO)4敗1分 | タンチャノック・パナーン(泰) 30戦20勝(12KO)10敗 |
メインイベント:スーパーバンタム級10回戦で行われる「ジョンリル・カシメロ vs サウル・サンチェス」の試合は、元3階級制覇王者のカシメロにとってスーパーバンタム級での再起を懸けた大一番です。対するサンチェスは、バンタム級を主戦場とする27歳の若手ですが、強烈なパンチ力を持つことで知られ「The Beast」と呼ばれています。
その他にも、日本ボクシング界の精鋭たちが次々と登場。特に京口紘人や小國以戴の試合も注目される一戦です。世界ランク入りを目指す選手たちの熱い戦いも見逃せません。
※U-NEXTのライブ配信の時間帯、および放送される試合は現在未定。随時更新予定。
カシメロが日本で試合をする理由
前回の小國戦に引き続き、またしても日本で試合を行うジョンリル・カシメロ。
彼が日本での試合にこだわる理由はただ一つです。彼はずーっと「モンスター」井上尚弥との対戦を熱望しており、今回の試合はその実現に向けた重要なステップであり、井上陣営へのアピールですね。
当然、井上尚弥との対戦することで得られるビッグマネーは魅力的でしょうし、万が一モンスターを倒すことができれば、一気にボクシング界の頂点に立つ可能性があるのです。つまり地位と栄誉とマネーの3つが同時に手に得られるんですね。もちろん「本物の強い相手と戦ってみたい」というボクサーとしての闘争本能もあるんだとと思いますが。
井上尚弥は、今年の12月にサム・グッドマンとの試合が予定されていますが、「井上尚弥 vs カシメロ」が見たい、というファンも声も少なからずありますので、今回の試合はカシメロにとってその実現に向けたラストチャンスなのかもしれませんね。
サウル・サンチェスのwiki風プロフィールと戦績|カシメロより強いの?
さて、今回のカシメロの対戦相手であるサウル・サンチェスとはどんなボクサーなのか?その実力や戦績を詳しくみていきましょう。
サウル・サンチェスの戦績プロフィール
- 選手名:サウル・サンチェス
- 本 名:サウル・アビマエル・サンチェス
- 通 称:The Beast
- 階 級:バンタム級
- 身 長:165cm
- リーチ:168cm
- 国 籍:アメリカ合衆国
- 誕生日:1997年6月12日(27歳)
- スタイル:オーソドックス
- プロボクシング戦績:24戦21勝(12KO)3敗
- 現在のランキング:WBOバンタム級8位
サウル・サンチェスは、1997年6月12日にカリフォルニア州ロサンゼルス近郊のパコイマで生まれたメキシコ系アメリカ人。8人兄弟の末っ子で、兄の勧めで8歳の時にボクシングを始め、2015年(当時18歳)でプロに転向。
2019年5月には、WBOラティノ・バンタム級タイトルを獲得し、初世界ランキング入りを果たす。しかし、2022年6月にアメリカのエロス・コレアに敗北し、トンプソン・プロモーションとも契約打ち切りに。
それから約1年後、フリーの立場で再起し、フランクリン・ゴンサレスを6回KOで破り、再び世界ランクに復帰。2024年1月、初世界タイトルを賭け、WBO世界バンタム級王者のジェイソン・マロニーに挑戦するも、3-0の判定負けを喫してしまう。通算戦績は24戦21勝(12KO)3敗。
ジョンリル・カシメロとサウル・サンチェスの戦績比較
比較 | ジョンリル・カシメロ | サウル・サンチェス |
---|---|---|
年齢 | 35歳 | 27歳 |
戦績 | 38戦33勝(22KO)4敗1分 | 24戦21勝(12KO)3敗 |
身長 | 163cm | 165cm |
リーチ | 164cm | 168cm |
KO率 | 57.8% | 50.0% |
スタイル | オーソドックス | オーソドックス |
階級 | Sバンタム級 | バンタム級 |
デビュー | 2007年6月3日 | 2016年2月6日 |
ランク | WBC世界Sバンタム級7位 WBO世界Sバンタム級6位 | WBOバンタム級8位 |
両選手ともオーソドックス(右利き)で、体格差やKO率もほぼ変わらない感じです。あとは年齢がどう関係してくるか。カシメロも気づけばもう35歳。そろそろボクシング人生も終盤に差し掛かってきている頃ですよねー。
しかもカシメロは1年ぶりの試合なので、そこがどう影響してくるか。ちなみに今回の試合は、Sバンタム級の10回戦(10ラウンド)で行われる予定なので、いわばカシメロの主戦場(階級)なんですよね。どんな試合を見せるのか注目ですね♪
サウル・サンチェスの戦歴とボクシングの実力
以下は、サウル・サンチェスの全戦績を表にしたものです。
■24戦 21勝 (12KO) 3敗
日付 | 結果 | 対戦相手 | ラウンド | 内容 |
---|---|---|---|---|
2024年7月12日 | ☆ | アーサー・ビジャヌエバ | 8R | 判定3-0 |
2024年1月13日 | ★ | ジェイソン・モロニー | 12R | 判定2-0 |
2023年10月12日 | ☆ | RV デニエガ | 8R | 判定3-0 |
2023年6月14日 | ☆ | フランクリン・ゴンザレス | 6R | KO |
2022年6月17日 | ★ | エロス・コレア | 10R | 判定2-0 |
2021年12月17日 | ☆ | ホセ・エストレラ | 3R | KO |
2021年9月24日 | ☆ | ジャリコ・オクィン | 1R | TKO |
2021年3月19日 | ☆ | フランク・ゴンザレス | 1R | TKO |
2020年12月20日 | ☆ | マリオ・エルナンデス | 8R | 判定3-0 |
2020年10月9日 | ☆ | ダニエル・ロザノ | 1R | TKO |
2020年2月21日 | ☆ | ビクター・トレホ・ガルシア | 8R | 判定3-0 |
2019年8月23日 | ★ | エドウィン・ロドリゲス | 10R | 判定2-0 |
2019年5月10日 | ☆ | ブランドン・レオン・ベニテス | 8R | KO |
2018年10月19日 | ☆ | ルイス・フェルナンド・サアベドラ | 8R | 判定2-0 |
2018年8月24日 | ☆ | エルネスト・ゲレロ | 4R | KO |
2018年6月22日 | ☆ | レオナルド・トーレス | 3R | KO |
2018年4月27日 | ☆ | サム・ロドリゲス | 6R | 判定3-0 |
2018年2月16日 | ☆ | ペドロ・メロ | 4R | 判定3-0 |
2017年10月20日 | ☆ | ネストル・ラモス | 1R | KO |
2017年9月23日 | ☆ | セルジオ・ロペス | 4R | 判定3-0 |
2017年8月25日 | ☆ | フランシスコ・ハビエル・ラピスコ | 2R | KO |
2017年6月23日 | ☆ | クリスティアン・ラウドリ・バルトリーニ | 1R | KO |
2016年11月4日 | ☆ | ダニエル・アンドゥホ | 6R | 判定3-0 |
2016年2月6日 | ☆ | テモアツィン・ランデロス・カスティージョ | 3R | KO |
サウル・サンチェスは、現在WBOバンタム級8位にランクインしており、ここ数年で着実に実績を積んできた選手です。過去の試合ではジェイソン・モロニーとの世界タイトルマッチに挑戦し惜敗したものの、その粘り強いファイトスタイルと強烈な打撃は、多くのボクシングファンを魅了してきました。
サウル・サンチェスはカシメロよりも身長・リーチでわずかに勝っていますので、スピードと技巧を駆使してカシメロの強打をうまく回避しながら、自らの攻撃パターンに転じれるかが鍵となります。
とはいえ、どちらも負けじ劣らずのインファイターなので、どちらかのパンチがクリーンヒットすれば早いラウンドでの決着も十分あり得ます。おそらく観ていてヒヤヒヤするような試合展開になるんじゃないでしょうか♪
■サウル・サンチェスの試合映像
(2023年10月12日:RV・デニエガ戦)
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本試合はカシメロの井上尚弥へのラストチャンス?
カシメロはつねに「井上尚弥と戦いたい」と公言しており、年齢的に考えてもこのサンチェス戦はそのための最後のアピールチャンスかもしれませんね。
もしここで敗北、あるいは低調なパフォーマンスを露呈すれば、井上尚弥との対戦は限りなく遠のくでしょう。逆に、ここで圧倒的なパフォーマンスで勝利を収めれば、再び日本国内でのカシメロ人気も急上昇し、ファンからの熱い要望に応えるかたちで井上陣営が動くことも考えられますよね♪
今のところ井上尚弥がスーパーバンタム級で対戦する可能性のある選手は、サム・グッドマンとムロジョン・アフマダリエフの二人。そこにカシメロが割って入れるのか?井上尚弥がフェザーに階級を上げる前に、一度はカシメロとの試合をみたいですねー。
10月13日(日)、カシメロはサンチェスを相手に、モンスター井上尚弥との頂上決戦への道を切り開くことができるのでしょうか?ファンなら絶対に見逃せないこの試合、U-NEXT の無料トライアルで見逃しなく!