2020年10月31日(土)、WBAスーパー&IBF統一世界バンタム級王者の井上尚弥選手(27)が、オーストラリアのWBA同級3位・IBF同級4位のジェイソン・マロニー選手(29)と、アメリカのネバダ州ラスベガスで、試合が行われ、予想通り井上尚弥チャンピオンがKO勝ちを収めました。
そこで注目されたのが、井上尚弥選手の今回のファイトマネー額。
この試合で井上尚弥選手は、なんと100万ドル(日本円で約1億円)という、大きなファイトマネーを手にするといいます。

…ところで、ファイトマネーの1億円って高いほうなの?
ということで、今回…
- 井上尚弥選手が手にする1億円というファイトマネーって高いの?安いの?
- 普通、ボクシングのファイトマネーってどのくらいなの?
- ボクシング史上最高額のファイトマネーってどのくらい?
- ボクサーの平均年収ってどのくらいなの?
という、意外と知られていない「プロボクサーが稼ぐ報酬・お金事情」について解説していきます。
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井上尚弥の1億円ファイトマネーって高いの?安いの?

結論からいうと、10.31の井上尚弥選手のファイトマネー1億円は、「破格」となります。
井上尚弥選手が戦っている階級は、バンタム級(体重53.52g以下)です。
ボクシングの階級でいえば「軽量級」としての試合になりますので、本来であれば1億円というような高額なファイトマネーはめったにありません。
しかも、今回の井上尚弥選手の試合は、「無観客試合」となっていますので、会場チケット代やグッズ収益なども入らないわけです。
そう考えると、今回の10.31の井上尚弥選手の試合が、いかに破格なファイトマネーなのか、そしてどれだけ世界から注目されているかが、理解できると思います。
井上尚弥選手は手にしたファイトマネーで、念願の新築を建てたようです。
その建てた場所や建築費用などについては別記事で紹介していますのでよかったら見ていってください♪

ちなみに、ファイトマネーは勝っても負けても、その金額を手にすることが出来るそうです♪
ボクシングのファイトマネーって相場はだいたいどのくらい?

では次に、ボクシングの「ファイトマネーの相場」についての解説です。
世界チャンピオンなどの人気ボクサーであれば、高額のファイトマネーを手にできますが、そうでなければかなり厳しい状況のようです。
✓ こちらがプロボクサーのファイトマネー相場
- 新人(デビュー):3〜4万円程度
- C級ボクサー:5〜10万円程度
- B級ボクサー:10〜30万円程度
- A級ボクサー:15〜50万円程度
- 日本ランカー:30万〜数百万円
- 世界ランカー:1,000万~
※C~A級は、ボクサーライセンス資格
このように、プロボクサーになれたとしても、大半がボクシングだけで生活することは難しく、他の仕事をしながら上を目指すといいます。
ちなみに、畑山隆則選手との死闘を繰り広げたことで有名な坂本博之(東洋太平洋ライト級王者)選手は、デビュー時のファイトマネーが3万円、新人王で10万円、日本タイトルに挑戦するときでも50万円だったと、自身の書いた本「不動心」で綴っています。
ボクサーは、リングの上では華やかに見えますが、職業としてはかなりシビアな世界なんですね。
これまでのボクシングのファイトマネーの過去最高額ってどのくらい?

では今度は、世界の頂点を極めた、誰もが知ってる有名ボクサーたちのファイトマネーは、いったいいくらぐらいだったのか?
さっそく見ていきましょう♪
✓ 世界チャンプボクサーのファイトマネー(日本人編)
- 辰吉丈一郎(元WBC世界バンタム級王者):1億7,100万円
- ガッツ石松(元WBC世界ライト級王者):7500万円
- 亀田興毅(元WBA世界バンタム級王者):6,000万円
- 畑山隆則(元WBA世界ライト級王者):5,000万円
- 渡嘉敷勝男(元WBA世界ライトフライ級王者):3500万円
- 村田諒太(現WBA世界ミドル級王者):3,000万円
- 竹原慎二(元WBA世界ミドル級王者):850万円?
※これらの金額は自著本や番組でのトークなどから推定金額として抽出、公式に発表されたものではありません。
辰吉丈一郎と薬師寺保栄の、WBC世界バンタム級統一王座決定戦の試合は、瞬間最高視聴率 65%を超えたといわれており、日本ボクシング史上、最高額ファイトマネーといわれています。
とすると、今回ファイトマネー1億円の井上尚弥選手も、今後順調に勝ち続けると、辰吉丈一郎を越える、日本史上最高額のファイトマネーボクサーとなるかもしれませんね♪
では次に海外ボクサーに目を見てみましょう♪
✓ 世界チャンプ有名ボクサーのファイトマネー(海外編)
- フロイド・メイゥエザー:210億円
- パッキャオ:150億円
- マイク・タイソン:42億円
- モハメド・アリ:9億円
- ワシル・ロマチェンコ:5億
参考資料:Wikipediaなど※ファイトマネーは推定
やはり上には上がいるものです(笑)
ひと試合で200億円のファイトマネーとは…次元が違います。
そういえば、フロイド・メイゥエザー選手は、少し前に那須川天心選手と対戦しましたね。
この試合は、公式戦ではないボクシングルールの「エキシビション マッチ」だったんですが、ファイトマネーはなんと!1000万ドル(10億円)だったと本人が公表していいます。
ちなみに、マイク・タイソンが、自己最高額の42億円のファイトマネーを掴んだ試合は、対戦相手(ホリフィールド)の耳を噛んで失格になったという、あの伝説の試合です。
ボクシングは、世界の頂点に立つだけではなく、その中でも世界的な人気を得ないと、夢のようなファイトマネーは掴めないということなんですね。
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まとめ:井上尚弥のファイトマネー1億円は高い?安い?ボクシングの試合報酬相場

さて、今回は「10.31に行われた井上尚弥の試合のファイトマネーは高いか安いか?」から解説して、「プロボクサーのファイトマネーの相場」や「歴代の高額ファイトマネー選手の紹介」などを解説してきました。
最後にまとめると…
井上尚弥選手の今回のラスベガス防衛戦の「1億円」というファイトマネーは、バンタム級では破格のファイトマネー。そして、今回のラスベガスの防衛戦に勝ち、さらに今後も勝ち続ければ、間違いなく日本人として過去最高額のファイトマネーを手にすることになるでしょう♪
ボクシングのファイトマネー額は、なかなか明かされることも少なく、誰しも興味はあるけど情報がとても少ないものです。
今回の各ボクサーのファイトマネー情報は、海外ボクシングサイトやWikipedia、それにボクサー自身が本や番組などで語った内容をもとに執筆していますので、あくまでも推定の範囲ということでご了承いただければ幸いです。
ちなみに、2021年6月19日(日本時間6月20日)にラスベガスで行われる井上尚弥vs.ダスマリナス戦のラスベガス防衛戦の試合は、「WOWOW」で生放送されるようですよ♪※フジテレビでも6月20日に放送決定(2021/5/8追記)

興味がある方は、⬆︎要チェックです♪
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