2023年4月8日にスーパーバンタム級最強とも言われていた無敗の男「ムロジョン・アフマダリエフ」に12R 2-1の判定勝ちを収め、WBA・IBF2団体統一王者となったマーロン・タパレス。
それから3ヶ月後の2023年7月25日、スーパーバンタムに転級して初戦となる「スティーブン・フルトン」を8R 1分18秒で見事なまでのTKO勝ちを収め、WBC・WBO2団体統一王者となったモンスター井上尚弥。
とうとう2023年の年末、世界スーパーバンタム級 4団体統一王者のベルトを賭けて両雄が激突します!
ということで本記事では、日本の、いや世界のボクシング史に刻まれるであろう本試合を待ちきれないボクシングファンのために、海外メディアなどの情報を調査し、井上尚弥vs.マーロン・タパレス戦の試合日程や会場などを予想していきます♪
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井上尚弥vs.マーロン・タパレス戦の日程はいつ?
7月25日に行われた井上尚弥vs.フルトン戦の試合後の勝利者インタビューで、「年内にタパレスと4団体統一を賭けて戦いたいと思います!」と井上尚弥が声高々に宣言したのは記憶に新しいところですが、今のところ試合日程についての正式発表は行われていません。
ただし、海外サイトなどのメディアを確認していくと、いくつか有力な情報がありましたので、今回はそれらを紹介しつつ、井上尚弥vs.フルトン戦の試合日程を予想していこうと思います♪
■勝利者インタビュー時に、年内に4団体統一戦をすることを宣言し、タパレスとリング上で熱い握手を交わす井上尚弥
井上尚弥vs.マーロン・タパレス戦は12月が濃厚?フィリピンメディアが報じる
まず、日本でも報じられている「井上尚弥vs.マーロン・タパレス戦は12月に行われる」説。
これは、フィリピンの大手スポーツメディア、デイリー・トリビューン紙が8月10日に報じたもので、記事内容をまとめると下記の通りです。
■フィリピンのデイリー・トリビューン紙が報じた記事のまとめ
- 井上尚弥とマーロン・タパレスの対戦について、8月中旬にラスベガスでリードプロモーターが会談を行う予定。
- 井上の代理人は本田明彦氏(帝拳プロモーション)、タパレスの代理人はショーン・ギボンズ氏(MPプロモーションとVIVAプロモーション)が担当。トップランク社(ラスベガス拠点)から、井上の米国プロモーターであるボブ・アラム氏も出席予定。
- ギボンズ氏によれば、具体的な日程は確定していないが、井上対タパレスの対戦はおそらく12月に行われる見込み。開催会場は、収容人数5万5000人の東京ドームが候補の一つとして挙がっている。
※情報元:https://sports.tribune.net.ph/2023/08/10/gibbons-honda-hold-vegas-talks/
帝拳ジムの本田会長にMPプロモーションのギボンズ氏、それにボブ・アラン氏の三者会談って豪華ですよねー、さすが4団体統一戦ですね。
ちなみにこの記事を書いているのが9月13日ですから、もうそろそろ試合日程が発表されてもいい頃ですね。少なくとも会場は先に仮押さえしているでしょうしね。
※最新情報!
10月6日に元ESPNの記者スティーブ・キム氏が決定的とも言える以下ツイート(ポスト)をしています!
So Bob Arum tells me that he believes things are moving forward for Naoya Inoue-Marlon Tapales for all the belts at 122, in Japan on December 26.
— Steve Kim (@SteveKim323) October 6, 2023
As for ‘the Monster’ fighting again next year in America, Arum reiterated, ”He wants to fight, here.” So banzai.. #boxing
トップランク社CEOのボブ・アラム氏は、2023年12月26日に日本で開催される井上尚弥vs.マーロン・タパレスのスーパーバンタム級4団体統一戦に向けて、事態は前進していると信じていると語った。
来年アメリカに襲来するかもしれない “the Monster(井上尚弥)”の可能性について、アラム氏は「彼はここで戦いたいんだ」と繰り返した。バンザイ。
12月26日にほぼ決まりのような気がしますねー。ちなみに、もし26日が日本時間ならば火曜日、またまた平日開催ですねー(笑)
井上尚弥vs.マーロン・タパレス戦は11月21日?イギリスメディアが報じる
続いて紹介するのは、イギリスのchampinon.infoというボクシングメディアが書いた記事。こちらのサイトには、井上尚弥とマーロン・タパレス戦が行われる日程や時間・会場など詳細にわたり書いてありました。
■イギリスのボクシングメディアchampinon.infoの記事まとめ
- 11月21日火曜日、東京の有明アリーナで、“モンスター”井上尚弥が、WBC、WBO、IBF、WBA(スーパー)タイトルを賭けたマーロン“マランディング・ナイトメア”タパレスとスーパーバンタム級12回戦で対戦する。
- 同試合は、11月21日火曜日 午前3時30分(東部時間)/午後12時30分(太平洋時間)に始まります。(※日本時間17:30)
- 試合は東京・有明アリーナで開催される。
※情報元:https://champinon.info/
このサイトの情報の信頼性はちょっと怪しい気もしますが、正確な日時や会場名まで時間帯まで断定して書いてありましたので、ひょっとしたらと思ってしまいますよね。
ちなみに、「井上vsタパレス戦が11月に試合が組まれる可能性がある」というのは、ESPN+のティム・ブラッドリーも口にしていて、あながちデマともいい難いところもあります。
ESPNのティム・ブラッドリーによれば、試合は11月に起こる可能性があるという
2023年7月26日付 カナダ有力メディア FIGHT SPORTS <https://www.fightsports.tv/>
ただし、このティム・ブラッドリー氏の発言は7月26日のものなので、12月説よりちょっとだけ情報が古いんですよね。
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井上尚弥vs.マーロン・タパレスの試合会場はどこ?まさかの東京ドーム開催?
では、続いて井上尚弥vs.マーロン・タパレスの試合会場についても少し触れておきます。
今のところ有力なのは、東京ドームと有明アリーナの2会場です。もし仮に、井上尚弥vs.マーロン・タパレス戦が東京ドームで試合をすればマイク・タイソン以来の興行で、日本人ボクサーとしては初めての開催となります。
■過去、東京ドームで開催されたボクシングの試合はたった2試合しかない
- 1988年3月21日
マイク・タイソン vs. トニー・タッブス
- 1990年2月11日
マイク・タイソン vs. ジェームス・ダグラス
7月25日に行われた井上vs.フルトン戦は有明アリーナ(収容人数15,000人)、一方、東京ドームは有明アリーナの3倍以上の50,000人収容可能なので、いかにヤバいことなのかお分かりいただけると思います♪
ちなみに、1990年2月11日に行われたWBA・WBC・IBF世界ヘビー級タイトルマッチ「マイク・タイソン 対 ジェームス・ダグラス戦」では来客数51,600人だった模様。
今のモンスター井上尚弥なら5万人の東京ドームも埋められるだけの集客力は間違いなくありますよね。ただし、帝拳プロモーターの本田会長はドーム興行をあまり好まない(会場が広すぎて2階席からは見えにくいため)といわれているようなので、その辺りがどう影響するのか発表が楽しみです。
【補足情報】
まとめ:井上尚弥vs.マーロン・タパレス戦はいつ行われる?
さて今回は、2023年度中に行われるとされている世界スーパーバンタム級4団体統一戦「井上尚弥vs.マーロン・タパレス」の試合日程や会場について、有力な情報をもとに予想をしてきました。
もしchampinon.infoが報じた11月開催なら嬉しいですが、11月21日は火曜日で平日ですからね。日本開催なのに平日に試合しますかね?とはいえフルトン戦も7月25日(火)だったのでなんともいえませんが(笑)
ただし、チケットは試合の約2ヶ月前頃から販売されるはずなので、11月21日ではちょっと現実的ではない気もします。ましてや東京ドームなどの規模感の興行ならなおさらですね。
総合的に判断して、フィリピンのデイリー・トリビューン紙が報じている12月開催が最有力っぽいです。そして会場は東京ドームか有明アリーナのどちらか。
いずれにしても、よほどのことがない限り2023年度中に井上尚弥vs.マーロン・タパレス戦が組まれるのは間違いなさそうです。そして、日程や会場の正式発表はおそらく9月18日の那須川天心vs.ルイス・グスマン戦が終わったあとあたりが有力ですかね♪
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