アグネス・チョウ(周庭)の保釈会見内容。拘束中は欅坂46「不協和音」に救われる

アグネス・チョウ(周庭)の釈放会見内容。拘束中は欅坂46「不協和音」に救われる トレンド
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2020年8月10日、国家安全維持法違反容疑(外国勢力と結託して国家の安全に危害を加えた容疑)で逮捕された政治活動家のアグネス・チョウ(周庭)さん23才が、昨日11日深夜に無事保釈されました。

 

今回、釈放直後に大埔(タイポ)警察所前で会見が開かれましたので、その会見でアグネス・チョウ(周庭)さんが語った言葉や、その際に話した欅坂46の「不協和音」の意味についてお伝えしていきます。

 

 

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アグネス・チョウ(周庭)さんが保釈後に語った言葉とは?

アグネス・チョウ(周庭)さんが保釈後に語った言葉とは?

この記者会見で、アグネス・チョウ(周庭)さんは、各国の記者に対して広東語(中国語)・英語・日本語と、すべての国の記者に対してそれぞれの言葉で、疲れた表情一つせず、丁寧にその心境を語っていました。

それらを原文により近いかたちでお伝えしていきます。

 

今回の逮捕が一番怖かった、一番きつかった…

『今回の容疑で逮捕されたことについてどう考えていますか?』の質問に対して

 

昨日の逮捕はあまりにも突然なことで、心の準備が出来ていない状態での逮捕でしたので、正直驚きしかありませんでした。

私は香港民主化運動に参加して8年になりますが、これまで4回逮捕されました。

しかし、今回の逮捕が一番怖かった、一番きつかった…

 

と、アグネス・チョウ(周庭)さんは声を詰まらせながら語っています。

 

でも、日本のみなさんがハッシュタグで拡散、応援してくれていた

 

でも、拘束されている24時間の間で、香港市民の姿勢や、の本を含めた世界の皆さんからいろいろ応援支持を頂いていて。

特に日本の皆さんからはTwitterハッシュタグで、今回の逮捕についてたくさん抗議文を拡散してくれていたと弁護士からききました。

いろんな愛、いろんな支持をいただきました、本当にありがとうございます。

 

Twitterでは 「#庭氏釈放」「#周庭氏の逮捕に抗議する」「#FreeAgnes」など、アグネス・チョウ(周庭)さんの逮捕に関する数多くの抗議ツイートが拡散されていました。

 

これからも香港の民主主義、そして家の為に戦っていきます

 

『今まで通り活動を続けますか?』の問いに対してのアグネス・チョウ(周庭)さんの回答

 

そうですね。
6/30に声明は出しましたけれども、これからは国際社会とのつながりとか連携とかは出来ないんですけれども、引き続き香港市民の一人として香港の民主化運動、そして香港の民主主義、そして家の為に戦っていきたいと思います。

 

今回の容疑というのはSNSで外国へ国際社会の批判とのことですが、今回の逮捕について、いったいどういう理由で法律に違反しているのか。

国家安全法とはまさに政治の弾圧をする為のものだなと感じました。

もともと法律というのは、市民の権利を守るものなんですけど、香港政府に適応された国家安全法は、市民の権利を侵害するものになってしまっているのでとても残念なことだと思います。

 

辛い拘束期間中でも、欅坂46の「不協和音」に救われた

 

そしてひとつ最後に言いたいことがあるんですけど、今回の逮捕ほんと怖かったし、そしていままで私が逮捕された4回の中で一番罪が重かった。

でも私は、拘束されているときに「不協和音」という日本の歌の歌詞を、ずっと頭の中で思い出しながら、なんとかその辛さに耐えることが出来ました。

 

これからどんどんどんどん、つらく厳しくなるかもしれませんが、自分の家を守る為にがんばらないといけない、香港人の一人として頑張っていきたいと思います。

 

記者からの質問に対して気丈にふるまうアグネス・チョウ(周庭)さんでしたが、不安感や悔しさ・切なさなど、いろんな感情がにじみ出ている、そんな会見でした。

 

アグネス・チョウ(周庭)を救った欅坂46の「不協和音」とはどんな曲?

アグネス・チョウ(周庭)を救った欅坂46の「不協和音」とはどんな曲?

アグネス・チョウ(周庭)さんがつらい拘束中に口ずさみ強くなれたという、欅坂46の「不協和音」の動画がこちら

 

 

そして、こちらが欅坂46の「不協和音」の歌詞抜粋

意思を貫け!

ここで主張を曲げたら 生きてる価値ない

欺 (あざむ) きたいなら

僕を抹殺してから行け!

 

不協和音を 僕は恐れたりしない

嫌われたって

僕には 僕の正義があるんだ!

 

殴ればいいさ

 一度 妥協したら 死んだも同然

支配したいなら 僕を倒してから行けよ!


欅坂46「不協和音」より引用抜粋

 

 

欅坂46の「不協和音」という曲は初めて聞いたんですが、まさにアグネス・チョウ(周庭)さんのことを書いた歌詞なんじゃないかな?と、思ってしまうぐらい、今のアグネス・チョウ(周庭)さんと重なる歌詞でした。

 

きっと拘束期間中の怖さや辛さがありながらも、ひとり闘い抜いたという強い意思を、欅坂46の「不協和音」という曲にのせて表現したかったのでしょう。

 

アグネス・チョウ(周庭)の保釈会見内容。拘束中は欅坂46「不協和音」に救われる:まとめ

さて今回は、アグネス・チョウ(周庭)は保釈後の会見の内容と、その時に語った欅坂46「不協和音」の意味を解説してきました。

 

日本のすぐ隣にある香港。

同じ時代に生まれながら、全く違う世界で戦い続ける若干23歳のアグネス・チョウ(周庭)さん。

今回のアグネス・チョウ(周庭)さんの出来事や、釈放後に語った内容は、またいろいろ考えさせられるものでした。

 

 

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