アグネス・チョウ(周庭) インスタで綴られた23歳の素顔

アグネス・チョウ(周庭) インスタで綴られた23歳の素顔 トレンド
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先日8月10日に、国家安全維持法違反で香港警察に逮捕され、翌11日から12日深夜に無事保釈された「アグネスチョウ(周庭)」さんですが、今回の一連の騒動について、Instagram(インスタグラム)を通じて、日本語でメッセージを発信しています。

 

今回は、アグネスチョウ(周庭)さんがインスタで語った「23歳の素顔」をお伝えしていきます。

 

 

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アグネス・チョウ(周庭) インスタで綴られた23歳の素顔

アグネス・チョウ(周庭) インスタで綴られた23歳の素顔

アグネス・チョウ(周庭)さんは、中学四年生(日本における高校一年生に相当)から現在まで約8年間、香港の政治運動家として活動してきました。

 

しかし、2020年7月1日より「香港国家安全維持法」が施行されたことで、現在は活動を休止しています。

 

そんな中起きた今回の逮捕劇。

 

その逮捕から保釈、そしてこれからの未来について、アグネス・チョウ(周庭)さんはInstagram(インスタグラム)に、その心情を赤裸々に綴っています。

 

震える手で友達に「police」の一文字を送った

8月10日に逮捕されたときの心境を、アグネス・チョウ(周庭)さんはこう振り返っています。

 

※以下アグネス・チョウ(周庭)さんのインスタグラムを引用

去年の8月30日、私は初めて家で逮捕され(それ以前は予約逮捕かデモ現場での逮捕だった)、それ以来、玄関のベルを聞くだけで緊張して、警察じゃないかと怖くなる

 

10名以上の警官が同時にドアを叩き、ベルを押し、ロックを壊そうとした

 

私は全く心の準備をできていなくて、パニックになり、震える手で友達に「police」の一文字を送った
それはあの時の私が唯一できることだった。

 

「震える手で友達に「police」の一文字を送った」の一文で、当時の彼女の状況が手に取るように理解できます。

しかし、そのときの恐怖は計り知れません。

 

拘束された時、私はずっと涙を我慢していた。正直泣きたかった

 

※以下アグネス・チョウ(周庭)さんのインスタグラムを引用

家から出て、車に押し込まれて、警察署に着いて、そして拘束された時、私はずっと涙を我慢していた。正直泣きたかった。

だって、もし起訴されたら、保釈されなくなってしまう。
少なくとも、1年や2年は出られない。

有罪判決や中国大陸に引き渡されることの怖さは、想像すら出来なかった。
未来に対する不安や恐怖が、ずっと心に湧き出ていた。

 

若干23歳の女性がたった一人で連行されていく。その不安は想像に難くないですね。

私はずっと涙を我慢していた。正直泣きたかった』が、すべてを物語っています。

 

やっと弁護士に会えた時、涙は我慢できなかった

そして、保釈された後の心境を語っています。

 

※以下アグネス・チョウ(周庭)さんのインスタグラムを引用

やっと弁護士に会えた時、涙は我慢できなかった
あの孤独と恐怖の中、彼らは私の唯一の頼りだった。
あの時、彼らの手を握って、小さな、そして唯一の暖かさを感じたかったけど、変な人だと思われないよう、やっぱり握らなかった。

 

不安と恐怖からの解放。
普通の23歳が見え隠れする、なんとも印象的な文面です。

 

私は1人じゃない、多くの人が私を支えて、応援してくれた

そして、彼女はこう締め括っています。

 

※以下アグネス・チョウ(周庭)さんのインスタグラムを引用

私は弱虫で、脆い人間です。
私は本当に社会運動に向いているのか、よく自分に問いかける。
もう8年だ。
8年の前の私には、きっと今日の状況を想像さえできなかっただろう。

 

でも、私は弱いけど、わかっていることは、大きな動きの前では、心の強さが唯一の救いだということ。
私は1人じゃない、多くの人が私を支えて、応援してくれた。

 

これから、さらに多くの香港市民が、同じ、或いはもっと怖い目に遭うかもしれない。
香港の将来はどうなるのか想像することさえ難しいけれど、暗闇の後には、夜明けがきっと来ると信じるしかない。
私たちは強くならなければいけません。

 

 

アグネス・チョウ(周庭) インスタを読んでの個人的な感想

アグネス・チョウ(周庭) インスタを読んでの個人的な感想

 

一通り読み終わり、個人的に凄まじく衝撃をうけた

 

 

といっても、別に香港の事情や、彼女の政治活動とかの話ではない。

自分は政治の専門家ではないので、正直その辺りはよくわからない。

 

じゃぁなにに衝撃を受けたかって、若干23歳の女の子が、ここまでの不安や恐怖を受けながらも、それでも必死に戦っている姿に、だ。

 

本来ならば、仲のいい友人と、たわいもない話で盛り上がったり、彼氏の一人や二人いてしかるべき年頃だろう。

しかし、彼女は今、自分の居場所を守る為だけに「命」を懸けて戦っている。

まさに一 生 懸 命  だ。

 

不謹慎かもしれないが、そんな彼女が妙にかっこよく素敵に見えた。

 

 

そして今の自分を振り返ってみる。

情けないことに、これだけ幸せ過ぎる日本という国に居ながら、愚痴まで言ってしまっている。

 

もちろん、人それぞれの生き方や考え方がある。

ただ、せめてこれからの人生、自身の命を懸けれる程の情熱を持って生きていく、そんな人生にしたいと感じる出来事だった。

 

 

※2020/8/14 PM21:18現在、アグネス・チョウ(周庭)さんのインスタグラムの「いいね!」の数が5.1万、コメント数は1,334件となっています。

 
 
 
 
 
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