オリンピック開催まであと少しと迫ってきた中、IOC(国際オリンピック委員会)のトーマス・バッハ会長の来日が延期されたと報道。
「ぼったくり男爵」バッハ会長来日延期で五輪反対署名〝加速〟も
「ぼったくり男爵」として世界中から批判されている国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(67)の来日が延期となった。
Yahoo!ニュース 5/11(火)
ところで…
- 最近よく見る「ぼったくり男爵」ってなに?
- なんでそう呼ばれてるの?
- どんな意味なの?
ということで、バッハ会長が「ぼったくり男爵」と呼ばれている理由や、その意味について調べてみました♪
「ぼったくり男爵」ってなに?誰が言い出した?
最初にIOCのトーマス・バッハ会長を「ぼったくり男爵」と表現したのは、米ワシントンポスト紙。
英語で『Baron Von Ripper-off』と書かれていて、その意味は
- Baron(バロン)=男爵
- Von(フォン)=称号
- Ripper-off(リッパーオフ)=ぼったくる
それを和訳して「ぼったくり男爵」と日本で報道されるようになったようですね。
こちらがそのニュース記事(2021/5/5)⇩
https://www.washingtonpost.com/sports/2021/05/05/japan-ioc-olympic-contract/
※当然ですが、記事は英語ですので。
なぜバッハ会長は「ぼったくり男爵」と呼ばれているの?
5/5付のワシントンポスト紙の記事を読んでいくと、「ぼったくり男爵」といっている理由が書いてありましたので、要約するとこんな感じです。
パンデミックの真っ只中、開催国である日本国民の72%以上が反対している中、なぜそこまでしてIOC(オリンピック協会)はオリンピックを開催しろと威圧的に主張しているのか?
バッハ会長と彼の側近たちは、まさに地方行脚して我が物顔で食料を食い荒らす王族のように、開催国を破滅させる悪い癖をもっている。引用元:ワシントンポスト紙(5/5)
ようするに、一昔前の王族に例えて、「頭の中は金もうけのことばかりだ」と皮肉っているようですね。
「ぼったくり男爵」こと、バッハ会長の年収はいくら?
人の年収があーだこーだと、あまり詮索するのもどうかと思いましたが、利益だけをむさぼる「ぼったくり男爵」と比喩されているだけに、念のためバッハ会長の年収も調べてみました。
バッハ会長の年俸は2千9百万円、IOCが公表
国際オリンピック委員会(IOC)は2日に公表した役員報酬規定で、バッハ会長の年間報酬が定額の22万5千ユーロ(約2900万円)であることを明らかにしました。
引用元:47news(2015年4月3日)
※現在47newsは削除され、転載先のLINEnewsで確認することが出来ます。
ん、意外に貰ってない!?
「ぼったくり男爵」といわれるほどの額でもない感じですねー(笑)
まぁ思うに、おそらく個人単位の儲けではなく、IOCの組織自体のやり方が、主催国にイヤなことを押し付けて、自分たちはなにもしないじゃないか!といった非難だったのかもしれませんね。
ちなみに、こちらが現在のオリンピックの収入構造です。
現在のIOCの収入構造は47%が世界各国での放送権料で、また45%がTOPスポンサーからの協賛金、5%が入場料収入、3%がオリンピックマークなどのライセンス収入[27]となっており、このうち90%を大会組織委員会と各国オリンピック委員会、各競技団体に配布する形で大会の継続的運用を確保している
引用元:Wikipedia『近代オリンピック』
結局オリンピックは開催されるの?
オリンピックを開催するか中止するかを決める権限は、IOCにあるといわれています。
ただ、日本政府は開催中止の要請はできるようですね。
すでにオリンピックの中止を求める署名が35万件集まっていると、NHKニュース(5/14)でも報じられていますね。
しかし菅総理大臣は開催する意向を変えていませんし、IOCのトーマス・バッハ会長も同じくオリンピックは開催するとしています。
仮にこのままオリンピックが開催されるとすると、日本には約9万人近い選手、及び関係者が来日するといわれていますし、そろそろどうするのか決着つけて、はやく次の段階へ一致団結して進めていきたいものです。
- たとえ戦争中であっても、4年に一回はいったん休戦。スポーツを通じて平和な世の中に。
そんな思いから開催されたといわれる歴史を持つ「平和の祭典」オリンピック。
その会長であるトーマス・バッハ氏が、「ぼったくり男爵」などというあだ名で呼ばれるのは、なんだか少し哀しい気もしますね。
いろんな意味で、はやく平和な世の中になってほしいものです。
以上、今回はトーマス・バッハ会長がなぜ「ぼったくり男爵」と呼ばれているか?についての記事でした。