スーパーバンタム級に転向してからわずか半年後の2023年7月、モンスター井上尚弥は当時のWBC・WBO統一王者スティーブン・フルトンを8ラウンドTKOで下し、スーパーバンタム級の2団体統一王者に。
さらに、同年12月には「WBA」と「IBF」の王座を保持していたマーロン・タパレスを10ラウンドKO勝利を収め、見事に4団体統一を達成。続く試合では、かつての宿敵ルイス・ネリを6ラウンドでKOし、スーパーバンタム級での地位を確固たるものにしています。
スーパーバンタム級では、すでに井上尚弥のライバルとなる選手はほとんど見当たらない状況ですが、「あと2年くらい、この階級で戦う」と本人が語っている以上、少なくとも4〜5試合は行うはず。
ということで今回は、2024年9月26日時点での世界スーパーバンタム級4団体(WBA・WBC・IBF・WBO)の最新ランキングと、井上尚弥に挑む可能性のあるボクサーたちを紹介していきます。
注目! モンスター井上尚弥の2024年 最新試合情報はこちら

世界スーパーバンタム級4団体(WBA・WBC・IBF・WBO)最新ランキング表(2023年10月16日時点)
冒頭でも紹介した通り、現在スーパーバンタム級は4団体すべてのベルトをモンスター井上尚弥が独占しています。
以下、2024年9月26日時点の最新ランキング表です。
rank |
WBA |
WBC |
IBF |
WBO |
王者 |
井上尚弥 |
井上尚弥 |
井上尚弥 |
井上尚弥 |
1 |
M・アフマダリエフ |
ダビド・ピカソ |
サム・グッドマン |
サム・グッドマン |
2 |
ラモン・カルデナス |
マーロン・タパレス |
空位 |
カール・マーティン |
3 |
イライジャ・ピアース |
ルイス・ネリ |
マーロン・タパレス |
デニス・マッキャン |
4 |
マーロン・タパレス |
M・アフマダリエフ |
M・アフマダリエフ |
イライジャ・ピアース |
5 |
ケビン・ゴンザレス |
リアム・デイビス |
リアム・デイビス |
ムハマド・シェホフ |
6 |
T・J・ドヘニー |
サム・グッドマン |
カール・マーティン |
ジョンリル・カシメロ |
7 |
シャバズ・マスード |
ジョンリル・カシメロ |
T・J・ドヘニー |
ラモン・カルデナス |
8 |
ノエル・R・セペダ |
下町俊貴 |
下町俊貴 |
M・アフマダリエフ |
9 |
下町俊貴 | チャイノイ・ウォラウット | ラモン・カルデナス | フィリパス・ギタンバ |
10 |
ムハマド・シェホフ |
ホセ・ラミレス |
イライジャ・ピアース |
イェジュム・キム |
※WBA:2024年8月31日付 / ※WBC:2024年9月17日付 / ※IBF:2024年9月9日付 / ※WBO:2024年9月15日付
2024年9月3日(火)に井上尚弥との試合が決まっているTJ・ドヘニーは、4団体すべてでTOP10入りしていますねー。
日本人では、現日本スーパーバンタム級王者の下町俊貴が3団体でTOP10入り。こちらも9月3日の井上尚弥vs.TJ・ドヘニーのアンダーカードで津川龍也(ミツキ)と対戦予定、3度目の防衛戦に挑みます。
■中谷潤人、那須川天心、武居由樹が戦うバンタム級の世界ランキング表はこちら

井上尚弥の次の対戦相手候補は誰だ?
2024年9月3日に対戦が決まっているTJ・ドヘニー以外にも、まだ一度も井上尚弥と対戦がないムロジョン・アフマダリエフとジョンリル・カシメロ、それに19戦無敗のサム・グッドマン、さらには28勝無敗のアラン・ダビド・ピカソなどが有力候補として上がっています。
ライバルはカシメロやアフマダリエフだけじゃない!スーパーバンタム級の強敵ボクサー5選!
では、今後井上尚弥と対戦する可能性があるボクサーのなかで、強いと評されているボクサーや、まだ底を見せていない無敗のボクサーなどを5名紹介していきます。
※井上尚弥と対戦したボクサーは除外しています。
元WBA・IBF2団体王者 ムロジョン・アフマダリエフ【12戦11勝(8KO)1敗 】

井上尚弥が対戦する可能性がもっとも高いといわれていた元WBA・IBF2団体統一王者 ムロジョン・アフマダリエフ。残念ながらマーロン・タパレスにプロ初の敗北(12ラウンド 1-2判定負け)を喫する。その後、2023年12月に27戦無敗だったケビン・ゴンザレスを8ラウンドTKOで破るが、以降試合からは遠ざかっている。
今更説明するまでもないが、アフマダリエフはマーロン・タパレスに敗れるまでは戦績は11戦11勝8KOで、一度も負けなしの無敗ボクサー。デビュー8戦目にして、当時のWBA・IBF2団体統一王者 ダニエル・ローマンに12R判定勝ち(3-1)を収め初王座を獲得したスーパーバンタム級最強ボクサーの一人。
■2022年6月25日に行われたロニー・リオスとの試合
ライース・アリーム【21戦20勝(12KO)1敗】

※画像出典:BoxingScene
20戦全勝でまだそこを見せていないライース・アリームだったが、2023年6月18日にサム・グッドマン(25=豪)に12R判定でプロ初黒星となった。本来は5月頃にカシメロと対戦する予定だったが、アリーム陣営が拒否した模様。一部では「アリームがカシメロから逃げた」と報道されてもいたが、ランク上位のアリームにとって対戦するメリットはない上に、カシメロだけに直前での試合キャンセルや軽量オーバーなどのリスクを考え断った線が強い。
■2022年9月4日に行われたマイク・プラニアとの最新試合
サム・グッドマン【19戦全勝 9KO 】

現在IBF・WBO世界ランク1位で、スーパーバンタム級で今一番注目株といえるサム・グッドマン。直近では2024年7月に26戦無敗のチャイノイ・ウォラウット(タイ=26)を撃破。過去には、井上尚弥と対戦が決まっているTJ・ドヘニーや20戦無敗のライーズ・アリームにも勝利している。2024年12月に、モンスター井上尚弥と試合が組まれるのではないかと噂されている。
■2023年3月11日に行われたTJ・ドヘニーとの試合映像
ダビド・ピカソ【30戦29勝 16KO 1分】

無敗のボクサーであり医学部の大学生でもあるダビド・ピカソ。デビュー7年目で現在30戦無敗と破竹の勢い。ただ、第一線で活躍する世界ランカーと戦っていないため、正直なところ実力は未知数。過去に井上尚弥のスパーリングパートナーを務めたといわれている。
現在、ダビド・ピカソはWBC1位であるため、今後井上尚弥と戦う可能性は十分に考えられる。ただその前に、マーロン・タパレスやルイス・ネリ、アフマダリエフといった強豪に勝利し、挑戦権をアピールする必要はある。
■2023年3月4日に行われたケビン・ビリャヌエバとの試合
ジョンリル・カシメロ【37戦33勝 22KO 4敗】

※画像出典:BoxingScene
ライトフライ級・フライ級・バンタム級の世界3階級制覇王者で、何かと井上尚弥に絡みたがる日本でもお馴染みカシメロ。これまでも、ドーピング検査拒否や試合前日のドタキャン、リング外での不祥事など数々の問題を起こす完全にお騒がせ男。
しかし、ボクシングの実力は確かなもの。2019年11月にはゾラニ・テテを3R TKO、2021年8月にはギレルモ・リゴンドーを12R判定2-1、2022年12月には赤穂亮を2R KOで倒している。
ただ、10月12日に日本で行われた小國以載(Sバンタム10回戦)では、偶然のバッティングで4R負傷引き分けと塩試合をしてしまう。これに井上尚弥は、「カシメロにはもう興味がなくなった」と発言している。それでも現在も懲りずに健気に井上尚弥を挑発し続けている姿は、むしろ可愛いくみえてしまう。個人的にはルイス・ネリとの問題児対決が観てみたい気もする。
■2022年12月3日に行われた赤穂亮との試合(最新)
最新情報 10/12 カシメロが日本初上陸!井上尚弥にアピールできるか?
まだまだいるぞ!底を見せてないスーパーバンタム級無敗ボクサー13名
これまで紹介した以外にもスーパーバンタム級にはそこを見せていない無敗のボクサーがまだまだいます。以下13名の無敗ボクサーはチェックしておいても良いかも♪
選手名(年齢) | 戦績 | 国籍 |
シャバズ・マスード(28) | 12戦12勝(4KO) | イギリス |
カール・マーティン(25) | 23戦23勝(18KO) | フィリピン |
リアム・デイヴィス(28) | 16戦16勝(8KO) | イギリス |
エフゲニー・パブロフ(25) | 10戦10勝(8KO) | カザフスタン |
ヘクター・バルデス(29) | 16戦16勝(8KO) | アメリカ |
ムハンマド・シェホフ(32) | 15戦14勝(4KO)1分 | ロシア |
オレ・ドフン(30) | 15戦15勝(5KO) | ウクライナ |
ホセ・ティト・サンチェス(24) | 13戦13勝(7KO) | アメリカ |
デニス・マッキャン(23) | 16戦15勝(8KO)1分 | イギリス |
ヘクター・バルデス(29) | 16戦16勝(8KO) | アメリカ |
クリストファー・ロペス(26) | 19戦17勝(11KO)2分 | メキシコ |
ホセ・サラス・レイエス(22) | 15戦15勝(10KO) | メキシコ |
アルトゥーロ・ポポカ(23) | 15戦14勝(7KO)1分 | アメリカ |
※2024年8月27日時点
■Sバンタム級 1敗ボクサー
選手名(年齢) | 戦績 | 国籍 |
ケビン・ゴンザレス(25) | 28戦26勝(13KO)1敗1分 | タイ |
チャイノイ・ウォラウット(27) |
27戦25勝(15KO)1敗1分 |
タイ |
ルイス・ロドリゲス(24) | 16戦15勝(14KO)1敗 | メキシコ |
フラン・メンドーサ(26) | 20戦19勝(8KO)1敗 | コロンビア |
まとめ:世界スーパーバンタム級4団体(WBA・WBC・IBF・WBO)最新ランキング表 井上尚弥のライバルは誰だ!
さて、今回は世界スーパーバンタム級4団体の最新ランキング表や、今後モンスター井上尚弥と対戦する可能性がある注目のボクサーをピックアップしてお届けしてきました。
こうして改めてまとめてみると、スーパーバンタム級も無敗のボクサーがけっこういますね。やっぱり一度も負けたことがない選手同士の試合ってすごくワクワクしますよね。そう考えるとボクサーは無敗であることに価値があるんでしょうねー。
今や世界のモンスターとなった井上尚弥ももちろん無敗。さらに、軽量級ではありえないほどの高額なファイトマネーが期待できることもあり、どの選手も「打倒モンスター!」と色めき立っているのは間違いないですね。
全米の目の肥えたコアなボクシングファンまでも魅了するモンスター井上尚弥。2024年9月3日のTJ・ドヘニー戦を皮切りに、サム・グッドマン、アフマダリエフ、ダビド・ピカソ、そして現在バンタム級の中谷潤人が階級をあげ、ひょっとすると日本人同士の夢の試合が組まれるかもしれませんね♪
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