「絶対沈まない豪華客船」と言われていながら、氷山に衝突して沈没した「タイタニック号」が、お隣中国で完全再現される、という興味深いニュースが飛び込んできました。
タイタニックといえば、1997年に公開された映画、レオナルド・ディカプリオ演じる「ジャック」と、ケイト・ウィンスレット演じる「ローズ」との、豪華客船の中で繰り広げられる切ないラブストーリーが思い出されますよね。
中国のタイタニックとは、いったいどんな仕上がりになるのでしょうか?
ということで今回は、
- どこまで再現されるの?
- どんなテーマパークなの?
- いつ出来るの?
といった、気になる「中国のタイタニックの最新情報」をお届けします♪
関連記事 夢のジブリ世界を体験できる!
中国のタイタニックはいつ完成予定?
中国のタイタニック再現プロジェクトは、2014年に着工しており、現在の完成度はまだ1/3程度という状況のようです。
今現在も建造中で、完成オープンは早くても2022年以降になるといわれています。
✔︎ こちらが現在のタイタニック号建造中の様子です。
タイタニック号の再現にかかる総工費は10億人民元、日本円で約170億円。
当時の本物タイタニック号も、当時490万ポンド、現在の価格で約200億円近くかかっているため、建設費用はほとんど当時と変わらないようです。
しかし建造期間に関しては、本家よりも長くすでに7年目に突入しているとのこと。
晴れて完成した就任式には、映画「タイタニック」のジェームズ・キャメロン監督、ジャック役のレオナルド・ディカプリオ、そしてローズを演じたケイト・ウィンスレットを招待する予定だというので、これはかなり盛り上がりそうですね♪
中国のタイタニックってどんなテーマパーク?
現在中国で建造中のタイタニック号は、「ロマンティック地中海七星国際文化観光休暇村」(通称:ロマンディシー:Romandisea Titanic)という、エンターテイメント複合施設の中にあります。
✔︎ こちらがテーマパーク全体の完成予定マップです。
建設場所は、中国の四川省の遂寧市大英県。【MAP】
「ロマンディシー」の全敷地の広さは、なんと東京ディズニーシーの約14倍!
総工事費は1,700億円という巨額が投じられ、アジア最大規模の巨大テーマパークになる予定です。
世界最大の屋内天井付きの人工海水浴場や、世界初の立体・双方向性ハイテクスクリーン・シアターなど、昼夜・天候・季節問わず遊べる、最新テクノロジーリゾート。
そしてその中心的シンボルになるのが、今回のタイタニック号の完全再現ですね。
中国のタイタニックはどの程度再現されるの?
続いて、気になるタイタニック号の再現レベル。
いったいどの程度再現されるのか、気になりますよね♪
✔︎「中国のタイタニック」完成イメージ動画がこちら
まず、船の大きさは原寸大。(全長約269m、横幅約28m、全高32m)
そして、内装、外観はもちろん、客室から船内の手すりやドアノブ、あの大階段のあるダンスホールや劇場、プール、パーティールーム、食事メニューまでも忠実に作り込まれる予定とのこと。
さらには、映画「タイタニック」でジャックが賭けでチケットを手に入れた、あのサウサンプトン港まで忠実に再現!
まさに映画のワンシーンに入り込めるような演出がたくさん作り込まれているようです。
ちなみに船内は宿泊も可能で、宿泊価格は6万円から200万円以上する豪華客室まであるようですよ。
ジャックが真顔でローズを描き続けた、あの豪華客室も再現されるのかもしれませんね♪
再現されたタイタニックは、テーマパークを横切る川の一部を湖に変えて浮かばせるようですので、大海原に航海することはないようです。
ということは、中国のタイタニックは「絶対に沈むことが出来ない」豪華客船ということになりますね♪
中国のタイタニックはどこの会社が作った?
タイタニック号を完全再現しようとしているのは、中国の七星エネルギー投資グループの代表、蘇紹俊(スー・シャオジュン)氏。
きっかけは、1997年公開の映画「タイタニック」を見て衝撃を受け、世界で唯一無二の観光地リゾートを作ろうと決断したそうです。
2014年の着工時点では、米国ハリウッドとディズニーと提携して建設しているとの情報もありましたが、現在は不明です。
実はもう一つの「タイタニック」がオーストラリアでも建造中!
実はもう一つ、タイタニック号を再現しようというプロジェクトがあります。
こちらはテーマパークとかではなく、人が乗れる本物の豪華客船として「タイタニック2号」プロジェクトが進んでいるようです。
先ほどの中国のテーマパークのタイタニックもそうですが、映画タイタニック(1997年)が公開されて以降、レプリカの構想はさまざまな企業がチャレンジしようとしてきました。
しかしコストや設計上の問題などで、なかなか実現まで至りませんでした。
しかし、ついにオーストラリアの資産家であるクライブ・パーマー氏と、船舶会社ブルー・スターラインにより2012年に発表され、「タイタニック2号」は2022年に完成予定で、中国のテーマパーク「ロマンディーシー」よりも早く実現しそうです。
しかも、そっくりなのは内装や外観だけでなく、約2400人の乗客数、客室の数・配置、9つのデッキや、ジャックがローズの手を握りエスコートした、あの木製の大階段も見事に完全再現予定です。
さらに驚くのが、本物のタイタニック同様に、大西洋ルート(英国サウサンプトンからニューヨーク)を航海することも検討中とのことです!
これはもう本物の再現ですね!
本当に海に出るタイタニックを想像するだけで、なんだかワクワクが止まりません♪
しかし、『またあの悲劇が…』と不安に感じる方もいるかと思いますが、そこについては当時と現在では航海テクノロジーも通信ネットワークも比べ物にならないほど向上しており、当然ながら十分な救命艇もあるので、安全でラグジュアリーなリゾート船旅ができるとのことです。
まぁ、十分な救命艇があるとはいえ、使うような状況だけは避けたいですが…
やっぱり、最悪を考えて海が温かい夏場の方がいいかもしれませんね(笑)
とまぁ冗談はさておき、来年2022年には、ジャックとローズのような運命的な出会いを求めて、タイタニック2号にはたくさんの人たちが押し寄せそうな予感です♪
以上、今回は中国のタイタニックについての最新情報でした♪
関連記事 トトロやラピュタ、それにもののけ姫まで!