オンライン初詣ってなに?新年をリモートでお参りして御利益はある?

オンライン初詣ってなに?新年をリモートでお参りして御利益はある? トレンド

2020年は出来る限り人混みを避け、外出時もマスクに手洗いと、なにかと気を遣う一年でしたが、来年2021年正月の初詣参拝についても不安に思われている方も多いのではないでしょうか

 

そんな不安を抱えた参拝者の要望に応え、家に居ながらにして初詣が出来るという「オンライン初詣という新しい様式を取り入れる神社やお寺が徐々に増えていっています。

 

ということで今回は、

  • オンライン初詣ってなに?
  • オンライン初詣は何が出来るの?
  • オンライン初詣は御利益はある?

など、利用する上で気になる点を調査しましたので、来年2021年の初詣スタイルの参考にして頂ければ幸いです。

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そもそもオンライン初詣ってなに?

オンライン初詣とは、昨今の情勢をかんがみて、参拝(初詣)による蜜を避ける為、パソコンやスマホの画面上で初詣をすませる新年の参拝のことをいいます。

 

オンライン参拝がスタートしたのは、今年5月のゴールデンウィークあたりからで、それ以降、徐々に取り入れている神社やお寺も増えつつあります。

 

しかしまだ世に普及しているとは言い難く、ほとんどの神社や寺では「オンライン」という新しい様式に対応できていない現状のようです。

 

呼び方については各神社(寺)によりさまざまで、「リモート参拝」や「オンライン参拝」のほか、「ヴァーチャル参拝」「遠隔参拝」などと呼ばれています。

 

メリットとしては、「蜜」を避けれるため、参拝することによるリスクを避けれるほか、高齢者や足腰が悪い方や、遠方(海外)にいるなどの諸事情で来られない方、それに人混みが苦手な方などにとってはありがたい参拝手法となります。

 

しかし反面、初詣特有の正月の雰囲気を味わうことが出来ないお参りした気がしない、などとといったデメリットもあるようです。

 

オンライン初詣ってどうやるの?

オンライン初詣の方法(やり方)については、各神社によりバラバラのようです。

 

一般的には、神社の公式ウェブサイトに掲載された「参拝する画像」を見ながらお参りするタイプが多いです。

 

また、奈良県天理市にある戦艦大和ゆかりの神社「大和神社」などでは、参拝用の動画を再生しながらお参りをするタイプなどもあります。

 

あとは、奈良の大仏で有名な「東大寺」では、「3Dバーチャル参拝」といって、境内や堂内がGoogleマップのストリートビューのような360°カメラで出来ており、まるで実際に敷地内を散策しているかのような疑似体験が出来るようになっています。

 

 

東大寺といえば「奈良の大仏」をはじめ、「金剛力士像」や「帝釈天立像」など、国宝や重要文化財の宝庫ですが、それらほとんどが解説付きで無料見学出来る仕様になっています。

初詣でなくとも楽しめる3Dバーチャル参拝ですから、一見の価値ありですよ。

 

オンライン初詣で何が出来るの?お賽銭は?おみくじは?

オンライン初詣で何が出来るの?お賽銭は?おみくじは?

オンライン初詣では、おみくじやお賽銭、それにネットでお守りや御朱印を買ったりすることも出来ます。

 

おみくじは、サイト上でクリックすると結果が分かるガチャタイプのものが多く、お賽銭に関しては銀行振込型や「PayPay」などのオンライン決済など、これも各神社(寺)によって仕様が異なるようです。

ちなみに、おみくじはどこも無料で何度でも引くことが出来ました♪

 

お札やお守り・御朱印については、オンライン授与所(ネットで購入できる)形式を取り入れる神社(寺)もかなり増えてきています。

 

例えば、福岡市中央区にある「鳥飼天満宮」では、株式会社ザッパラスが運営する「占いフェス」というスマホアプリとコラボをして、賽銭や参拝、おみくじ、絵馬の奉納、お守りの授与まで全てオンラインで出来るような仕組みを取っています。

 

そのほかにも、福岡市東区にある日本三大八幡宮である「筥崎八幡宮」では、現地(本殿)に行かずとも遠隔祈願してくれるという「通信祈願を実施しています。

ネットで申し込みをして祈願料(初穂料)を支払い、後日お札や授与品などが送られてくるというオンライン祈願ですね。

 

あと、一風変わったところでいうと、福岡県太宰府市にある「石穴稲荷神社」では、「アプリでことだまいり」という神社オリジナルスマホアプリを制作。

願い事をボイスメッセージで送るという、これまでにない斬新な初詣のリモート参拝スタイルを取り入れています。

 

ちなみに、送られたボイスメッセージは後日出力して奉納したのち、秋季大祭火焚神事にて焚き上げられるそうです。

神社やお寺もいろいろ考えて取り組んでいるんですねー。

 

オンライン初詣で御利益はあるの?その効果は?

オンライン初詣と聞くと、『画面上でお参りするだけで本当にご利益があるの?』と、新しい参拝様式に疑問を感じる方も多いのではないでしょうか。

 

そこで今回、東京都港区にある「愛宕神社」に直接問い合わせして、「オンライン参拝」の考え方、捉え方や御利益の効果について質問してみました。

 

  • Q:バーチャル参拝を行ったとして、そのご利益は得られるのでしょうか?

  • A:御参拝にはいろいろなカタチがあり、そのひとつに「遥拝(ようはい)」といって、神様がいる方角を向いて念じて拝む、という方法があります。
    海外や遠方にいる方など、何かしらの事情があって直接御神前にお参りできない方もいらっしゃると思いますので、
    そういった場合は、遥拝(バーチャル参拝)でも問題ありません。
    御利益に関しては、もちろん直接御参拝するに越したことはありませんので、またいずれ御来社された際にお参りして頂ければよいかと思います。(愛宕神社:12/9)

 

 

「遥拝」という遠隔で参拝するスタイルは昔からあったんですね。

確かに調べてみると、いまでも日本の総氏神の伊勢神宮などの「遥拝所」が全国各地にみられます。

 

ということは、オンライン参拝でも決して失礼に当たるということではなく、ご利益もあるということですね。

これで安心してオンライン初詣が出来そうです。

 

オンライン初詣のSNS反応

最後に、「オンライン初詣」についてのSNS(Twitter)反応をまとめてみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうやら、まだ「オンライン初詣」の存在自体を知らない方も多いようです。

それでもこれだけオンライン初詣が話題に上がっているところを見ると、やはり初詣に対する不安を持たれている方がそれだけ多いということなのでしょうね。

 

まとめ:オンライン初詣ってなに?新年をリモートでお参りして御利益はある?

まとめ:オンライン初詣ってなに?新年をリモートでお参りして御利益はある?

今回「オンライン初詣」についていろいろ調べてみました。

 

神寺も、昨今の情勢を考えてさまざまな取り組みを行っているんですね。

 

なかには12月1日から縁起物の取扱いを始めて、参拝客の分散を図る「分散参拝」を行っている神社もあるようです。

どちらにしても参拝者側としては、初詣の選択肢が増えることはありがたいことです。

 

初詣は、神様に新年の無事と平安を祈願したりする目的ですから、参拝することにより何か問題が生じれば本末転倒ですからね。

これを機に、毎年初詣に足を運んでいる神社のホームページなどの情報を確認してみてはいかがでしょうか♪

 

こちらの記事も、三密回避や分散参拝の参考資料としてご利用ください。

 

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